2024/05/07
差が付くチャンス!「逆質問」への回答ポイントとは
「最後に何か質問はありますか?」
ほとんどの面接で、面接官からこのように問われる場面があります。
「特に思いつかない…」「分からないことが分からない」など、お困りの方もいると思います。しかし、いわゆる『逆質問』は、自身のアピールに繋がったり、転職活動をしている多くのライバルと差をつけたりなど、チャンスになる可能性を秘めています。
今回は、そもそも面接で逆質問をされる理由や、自身の熱意を伝えられる逆質問の回答ポイント、最後に逆質問の例をご紹介します。
◎面接官が逆質問をする理由
そもそも、どうして面接官は逆質問をしてくるのでしょうか。
・自社への意欲を知るため
応募者が「この会社に入りたい」と思っていれば、事前にホームページやSNSなどで情報収集を行うのは自然なことです。実際に求人内容や社内の様子を見て、入社している姿を想像してみて下さい。「一緒に働く人はどのような人物像が多いんだろう」「キャリアアップする為に社員の方はどのように仕事をしているんだろう」など、業務内容や将来のキャリア形成などにイメージしていくと、詳しく知りたいことが出てくるのではないでしょうか。逆に質問が何もないということは、その会社について興味がなかったり、調べるほどの熱意がないと思われてしまう可能性もあります。率直に知りたいことを聞き、志望度の高さをアピールしましょう。
・コミュニケーション能力を確かめるため
面接というのは、応募者と面接官がコミュニケーションを行い、その中で適切な人材なのかを確かめる場です。面接官から逆質問をされたときには、自発的に発言する事が必要になります。自身の考えを簡潔に言葉にして伝えられるのか、会話がスムーズに行えるかどうかを確認していることがあります。
・会社のアピールをするため
逆質問の内容は、応募者が気になっていることや不安に感じている部分を知るきっかけになります。応募者が重視しているところを確かめ、魅力付けや不安を解消することで、自社をアピールし応募者の志望度を上げるねらいがある可能性があります。
◎逆質問の回答のポイント
・質問とアピールポイントをリンクさせる
逆質問は、内容によって自身のやる気や長所をアピールする場にすることも出来ます。「簿記〇級を所持しており、事務の業務をしたいと考えています。叶えるために、他に注力すべき点はありますか?」など、自身のやりたいこととアピールしたい点をリンクさせると、長所がより具体的に面接官に伝わります。
・調べてすぐ解決する質問や、既に話したことへの質問をしない
事前の企業研究が不足していると判断されたり、話を聞いていないという印象を与える可能性があるので注意しましょう。準備していた質問の答えが面接の中で出てしまう事もあるので、質問は複数用意しておくことをおすすめします。
・「特にありません」だけで終わらせない
面接の中で、疑問に思っていたことがすべて解消されてしまったり、いくら考えても質問が出てこないということもあるかもしれません。そんな時も、「特にありません」だけで終わらせてしまうのではなく、「ありがとうございます。詳しく説明をして頂いたので、疑問点は解消されました。お話しさせて頂いた中で、より御社へ入社したいという気落ちが高まりました。」と感謝の言葉と熱意を伝える時間にするとよいでしょう。
・YESかNOで答えられる質問を避ける
逆質問はコミュニケーションの場ですので、「はい」「いいえ」で終わってしまうような質問は出来るだけ避けましょう。どうしても知りたいことがある場合や、その質問の後に追加質問をする場合は問題ありませんが、オープンクエスチョンを行った方が話の幅が広がります。意識してみましょう。
◎逆質問の例
・若手社員に求める人物像を教えていただけますか?
・私が応募させていただいた〇〇というポジションで、中途で採用した方はどのように活躍されていますか?
・チームで日常的に使用されている業務ツールは何ですか?
・ゆくゆくは〇〇というポジションに挑戦していきたいと思っています。どのような活躍が評価されますか?
・私はTOEIC〇〇点を所持しており、海外への留学経験もございます。御社で語学力を生かす機会はございますか?
・社員同士が部署を超えて交流できる機会はありますか?
【まとめ】
逆質問は、応募者の志望度合いやコミュニケーション能力を図るために行われることが多いです。
●質問とアピールポイントをリンクさせる
●調べてすぐ解決する質問や、既に話したことへの質問をしない
●「特にありません」だけで終わらせない
●YESかNOで答えられる質問を避ける
以上のポイントを意識しながら事前準備を行い、ライバルと差を付けましょう!