2024/07/03投稿者:スタッフ

うっかりを防ぐ!確認しておきたい面接時の服装

はじめに

就職活動において避けては通れない面接。自身をアピールする場では、服装も大きなポイントです。だらしがなさそう、やる気が感じられない、といった印象を感じさせてしまっては、対話やスキルなどが好印象でも全体の評価を下げてしまいます。その場に相応しい身だしなみを心掛けることはマナーでもあり、面接時に相手が関与せず完璧な準備ができる部分です。改めてどのような意識、服装を心掛ければよいのか確認してみましょう。

 

 

1. 初めに意識しておくこと

①清潔感

面接の際に最も重要とされることは清潔感です。 日頃の洗濯やアイロンがけ、定期的なクリーニングで目立つしわや汚れをなくし万全の状態で面接に挑めるようにしましょう。伸びっぱなしのひげ、華美な化粧や髪型は避け、一目で健康的ですっきりとした印象を与えられるようにしましょう。 メラビアンの法則というコミュニケーションにおける言語・聴覚・資格の影響の割合を明らかにした心理学上の法則があります。1971年にアルバート・メラビアンという心理学者によって提唱されており、実験の結果、人は言語情報から7%、聴覚情報から38%、視覚情報から55%の割合で影響を受けることが証明されました。面接という限られた時間の中では特に視覚情報が大切になってきます。

 

②一般的な服装

一言で一般的と言っても、定義が難しく悩んでしまう人も多いと思いでしょう。奇抜な柄や目立つ色合いは避け、無地のスーツや無難な色を選択するようにしましょう。個性を出すことを求められる環境、タイミングもあります。しかし面接では、印象には残りますが悪い印象で残ってしまう場合が多いためできるだけ避けることが推奨されます。 髪色、服装自由といった決まりを設けない会社もありますが、基本的には無難な服装を心掛けましょう。まったく思いつかない際は、応募している会社に直接問い合わせるかホームページなどから実際働いている社員の服装を参考にしてみましょう。特に指定がない場合はスーツが一般的とされています。

 

 

2.男性が気を付けること

①スーツ

男性は基本的にはスーツを推奨されています。必ずしもこの色でなくてはいけない、という決まりはほとんどありませんが、目立つ色合いと柄物は避けましょう。落ち着いた印象の黒・紺・グレーを着用する場合が多いです。ピンクやベージュ、ストライプなどのデザインは面接には不向きといえます。

 

②シャツ

中に着るシャツは、白無地や薄い青系等の色でも清潔感を出せるため大きな問題はありません。紺や黒といったシャツは、企業や業種によっては悪目立ちしてしまうため、1番は無難で清潔感を感じられる白無地がベストです。ボタンダウンシャツはカジュアルな印象になりやすいため、面接の際には着用しない人が多いです。

 

③ネクタイ

ネクタイはスーツやシャツの色に合わせたものを選び、柄は基本的には無地が無難とされています。シャツやスーツより個性を表現しやすいネクタイですが、同じく奇抜なデザインは避けましょう。しかし、薄い色合いの場合に限り、ストライプの入ったネクタイも爽やかな印象できます。ヒョウ柄や紫などは不向きです。

 

④靴下

同様で基本的には無地の黒や紺・グレーなどを選びしょう。ただし、ワンポイント程度であれば、ロゴやデザインが入っていても問題ありません。スーツの丈間によっては靴下が目立ってしまう場合もあるため気を抜かないようにしましょう。

 

⑤靴

靴も派手なものを選ばず、一般的な黒や茶色を選びましょう。また、靴選びの際は、靴とベルトの色を合わせるのがスーツ着用時のマナーとなります。単独で選ばず全体の印象に合わせてセレクトし、まとまったスタイルにすることで仕事ができるような印象を与えることができます。

 

⑥バッグ

スーツに合ったA4サイズの書類が入る大きさのビジネスバッグが基本です。リュックやトートバッグを使用される場合もありますが、面接時に悪い印象を与える可能性もあるため控えるようにしましょう。

 

⑦腕時計

デザインが派手な腕時計やスポーツウォッチは、面接時に目立つので避けるようにしましょう。シンプルかつ時間を確認しやすいデザインのものを選ぶことがおすすめです。

 

 

3. 女性が気を付けること

女性は男性と比較すると選択肢が多く判断が難しいでしょう。変わらず清潔感を基本に統一感を意識しましょう。

①スーツ

女性の場合も男性と同様に落ち着いた印象を与える、黒・紺・グレーを着用することが無難です。青に近い紺・薄いグレーなどは避けるようにしてください。ほとんどの企業がスカート、パンツスタイルどちらでも可能なため自分に合うデザインを選び、印象UPに繋げましょう。もちろん、男性同様派手な色や奇抜なデザインも清潔感に欠けるため、おすすめできません。

 

②白シャツ・ブラウス・カットソー

スーツのインナーに関しては、白や淡い色であれば、シャツやブラウス、カットソーどれもでも大丈夫です。顔の色が明るく見えれば雰囲気も明るく見えるでしょう。しかし、カジュアルな印象にならないように注意が必要です。胸元や袖のデザインも意識するようにしましょう。

 

③ストッキング

パンツスタイルでないスーツの場合、黒やベージュ系のストッキングを履くようにしましょう。ラメ入りなどの派手なデザインのストッキングや、素足のままということは避けましょう。

 

④靴

靴はパンプスが基本で、スニーカーやローファーなどは適していません。パンプスも奇抜なものではなく、シンプルな黒のパンプスが適しています。高すぎず低すぎないものが良いため、ヒールが5cm以下のものがおすすめです。こうしたパンプスを履くとスーツに合って綺麗に見えるので、印象が良くなります。普段履き慣れていないものは靴擦れしやすく歩き方が不自然になる為、自分にあったサイズ、ヒールのものを早めに準備しておくことが良いでしょう。

 

⑤香水

香水の匂いや強さの好みは人によって違うため、できる限り付けないようにしましょう。 また、香るヘアスタイリング剤などにも注意が必要です。流行りの物やすっきりした匂いの物も販売されており、良い印象を与える場面もありますが面接時には避けましょう。

 

⑥ネイルやアクセサリー

ネイルはデザインがシンプルなもの、アクセサリーも小ぶりでシンプルなものなら大丈夫なケースも多いですが、できるだけつけない方が無難です。反対に、個性を評価される場合もあるため、着用して面接に挑むときは事前に会社説明や雰囲気を細かくチェックすることをお勧めします。

 

 

4. 服装に関する気になる3つの疑問

最後に、服装に関するよくある疑問についてまとめました。

疑問①夏のスーツ

現在、クールビズが一般的になりつつあるので、面接を行う企業によっては、ノーネクタイやジャケット着用不要の企業が出始めています。 しかし、ノーネクタイやジャケットを着ない場合、マイナスの評価を受けることがあるため、ジャケットとネクタイは着用しておいた方が無難です。 また、汗をかいた状態で面接を受けるのも好印象にはなりませんので、少なくとも15分前には会場につき、汗が引いてから面接を受けるよう心がけましょう。

 

疑問②冬のコート

男女ともにスーツやシャツ同様、派手なものは避けましょう。 転職活動の際におすすめなのは、黒や紺などのトレンチコートです。

 

疑問③服装自由

スーツNGという指定がなく服装が自由であればスーツが無難ですが、スーツNGの場合は、ジャケパンやオフィスカジュアルなどのビジネスカジュアルな服装がおすすめです。 私服指定のある場合は、企業によって目的が異なるため、その目的に合わせた服を選びましょう。

 

 

5. まとめ

面接時の服装は、面接自体の評価に関わってくる重要な要素です。清潔感があり、悪目立ちしない一般的な服装や身だしなみを心掛けるようにしましょう。また、基本的な服装はスーツで問題はないので、スーツがNGでない場合はスーツの着用をおすすめします。 男女で気を付ける服装や身だしなみのポイントが異なっているため、そうした点を意識することが重要です。面接担当者に良い印象を与えられる服装や身だしなみを整え、面接に臨みましょう。